Q. 求人票について
教えてください。
A.日本では、求人情報として「会社概要」「求人内容」と「待遇などの条件面」が書いてあるものを求人票といいます。特にみなさんが注目するのが「仕事内容」と「応募要件」でしょう。この2つを読み解き、企業が社員に求める能力と自分が持っている能力が合っている点を見つけ出すことが大切です。
- 雇用形態
- 日本では雇用期間によって無期雇用（正社員）、有期雇用（契約社員・嘱託社員）があります。有期雇用の場合は、雇用期間が3ヶ月単位や1年単位で契約が更新される場合もありますので、どれくらいの契約期間を予定しているのか企業に確認しましょう。
- 給与
- 年収の額面（グロス）の金額。金額に○円～○円と範囲がある場合は、応募してきた人の経験や能力などによって企業が決めるので、面接で確認しましょう。
- 応募要件
- 【必須要件】
応募をする上で必ず必要となるスキルや経験などの条件。その条件を満たしていないと書類選考で不合格となることが多くなります。 - 【歓迎要件】
応募する上で持っていると望ましい、もしくは優遇するというスキルや経験などの条件です。あてはまる方は書類選考上有利となります。自分が書類選考を通過できそうか、という判断のポイントとしましょう。
MEMO
外国人を募集しているか
わからない場合は？
日本では求人票に特定の国籍を記載して募集することが認められていません。「仕事内容」で、出身国・出身地域と取引をしている業務があるか、また「応募要件」で母国語や外国語が求められているかで判断しましょう。企業が外国人を求めている可能性があります。また、「日本語能力が必要」と記載があれば、外国人向けの求人とも読めるでしょう。
インドネシア出身
30代 海外営業
東京の企業には、外国人であっても今持ってるスキルや経験だけでなく、私達のこれからの成長や可能性を信じて採用してくれる企業もあります。私の場合、当初会社は、日本人で海外営業経験がある人を採用したいと考えていたようですが、インドネシア人で営業未経験の私を面接し、将来性に期待をして採用してくれました。入社してから、まわりの人から信用してもらえるまで、自分の実力をつけることが大事だと思います。
