2種類の応募書類が必要です。
作成方法のコツが分かれば、
応募書類の第一印象がぐっとよくなります。
応募書類とは? |
履歴書(りれきしょ)と職務経歴書(しょくむけいれきしょ)の2種類です。カバーレターは要りません。 |
---|
履歴書とは? |
大学以降の経歴をタイムラインでまとめたものです。履歴書は自分の学歴や職歴などの基本情報を伝えるツールです。他者との差別化をしにくい分、採用担当者に好印象を与えることが重要です。 |
---|
履歴書の書き方
- 記入日
- 企業に提出(送信)する日。
- 写真
- 背景は無地で白や青が好まれます。
スーツ着用。
- ふりがな
- 読み方をひらがなで書きます。
- 氏名
- アルファベットか漢字です。
- 印かんは要りません
- 現住所
- 住所を国名から書きます。
国番号から電話番号を書きます。
- 連絡先
- 東京で住む場所が決まっている場合は書きます。
- 学歴・職歴
- 18歳以下の学歴は省略してOKです。例外として、日本で学んでいた期間があれば書きます。
- 学校名(会社名)は、英文でOKです。
- 学歴のあとに職歴を書きます。
- 資格・免許
- 取得した年月順に仕事に関連するものを優先して書きます。
- 志望の動機、特技、好きな学科、
アピールポイントなど - 応募する会社で働きたい理由を書きます。加えて、得意なスポーツや楽器などがあればアピールとして書くことも良いでしょう。
- 備考欄
- 東京に行く予定があれば予定期間を書きましょう。
- 【注意】
- 書く必要がないこと
-
- 国籍
- パスポート番号
- 銀行口座情報
- 身長・体重
- 家族の名前・年齢・勤務先
- 文字校正
- スペルチェックの機能を使って、日本語の間違いが無いか確認しましょう。
職務経歴書とは? |
仕事の経験をアピールするための書類です。 |
---|
- どのような会社で(業界・会社概要)
- どんな仕事内容を(部署・職種・職務内容)
- どのように工夫、努力して(取り組む姿勢、身につけた能力)
- どのような結果を出したか(成果・実績)
- 今後どのような仕事に取り組んでいきたいか(意欲)
職務経歴書に書く5つの要素
職務経歴書の書き方
- レイアウト・枚数
- 枚数は1~2枚にまとめます。年月は履歴書に書いてある数字と同じにしましょう。
- 職務経歴
-
- 会社概要は、会社の規模と事業内容がわかるように書きます。
母国の大手企業であれば業界内でのシェア○%(または業界○位)も書きます。 - 実績は具体的な数字であらわします。
- 会社の実績とご自身の実績は分けて書きます。
- マネジメントの経験があれば、部下の人数と自分の役割を書きましょう。
- 会社概要は、会社の規模と事業内容がわかるように書きます。
- 取得資格
-
- 取得した順に取得年月と正式な名称を記入します。
- 日本語能力検定試験やTOEIC等英語のスコアを書きます。
- 自己PR
-
- 求人票と関連付く実務能力をアピールします。
- 応募する会社で長期的に働く意志があるのであれば、その意思を書きましょう。
履歴書・職務経歴書で一番注目していることは…
IT 人事担当マネージャー A氏
応募書類で私が注目していることが2つあります。
1.母国での仕事経験
業界や職種、扱っていた製品や商材など応募してきたポジションとなんらかの共通した経験があるか、母国での人脈やビジネス習慣をどれくらい知っているかなども職務経歴書から読み取るようにしています。
2.日本語&日本企業への親和性
今、どれくらい日本語ができるかよりも、どれくらいの速さで日本語ができるようになるのかを知りたいです。例えば、日本語能力試験(JLPT)N3の人でも、いつから日本語を勉強しているかを見るようにしています。また、日本企業での仕事経験だけではなく、日本企業との取引経験や日本食レストランでのアルバイト経験など、日本企業の文化に対して理解があるかも履歴書・職務経歴書で見ています。