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10歳
ドラゴンボールをきっかけに日本のアニメや漫画に興味を持ち始めました。 -
15歳
英語の勉強のために日本人の女の子とペンパルになったのをきっかけに、ひらがなを勉強し始めました。 -
27歳
大学卒業後、日本にある韓国系IT会社に就職しました。いよいよ憧れの東京で生活が始まります。 -
33歳
2社での経験を経て、現在の会社へ就職しました。
文字だけではわからないことがたくさん!まずは東京の街を体感してみてください
外国に住み、異なる文化の中で生活することに対して不安に思う気持ちから、なかなか第一歩が踏み出せないでいる方がいらっしゃるかもしれません。私も日本に来る前は同じ気持ちでしたが、実際に東京に住んでみて「日本という国、人、文化」について、本や映像だけはわからないことをたくさん感じることができました。東京に住んでから、自分の視野や可能性を更に広げることができたので、もし迷っている方がいらっしゃるのなら、ぜひ一度経験してみることをお勧めします!
IT関連会社でクライアントのニーズに合わせたシステムを開発しています
「Salesforce」という顧客管理システムを用いた戦略立案から、システムの導入・構築・運用に至るまで、クライアントに対してあらゆる面でのサポートを行う会社で働いています。システムの標準機能だけでなく、クライアントにニーズに合わせて機能や画面の追加などのカスタマイズも行っているのですが、私は、そのコンサルタントとしての業務とシステム開発者としての業務を兼任しています。今は、全国で10万人以上利用者のいる派遣スタッフの管理システムに対して、追加機能の開発を行っているのですが、初めは派遣業務の流れについてほとんど知識がなく苦労しました。やはりその部分を知らなければ、クライアントが本当に必要としているものを見極められないので、インターネットで調べたり派遣の営業をされている方にお話を聞いたりして勉強しました。クライアントが望んでいるものが全て言葉に表れるわけではないので、打ち合わせをしながらその部分を探り、提案できるように努めています。
多国籍の社員の方々に毎日良い刺激をもらっています
東京には、世界各国から様々な国の方々が来て仕事をしているので、グローバルな環境で働けることが魅力だと思います。日本での生活も7年目を迎え、日本人の方々とビジネスをするのにも大分慣れてきましたが、他の外国籍の方々と接する中で、考え方であったり仕事のスタイルであったり、新しい刺激をもらえるのが嬉しいですね。また、職場が東京駅の近くなのですが、毎日様々なイベントが開催されているので面白いです。例えば以前、ランチタイムを利用してチームのメンバーと一緒に日本橋まで歩き、屋形船のツアーに参加したことがありました。橋の上で見ている方々とお互い手を振り合ったり、通り過ぎる街並みの解説を聞きながら観光客になった気分で楽しんで帰ってきました。そういった息抜きが気軽にできるのもとてもありがたいことです。
憧れだった漫画の中の街に住み、仕事ができることに感動しています
小学校の頃にドラゴンボールにはまっていて、漫画を全巻そろえるほど大好きでした。それがきっかけで花より男子などの少女漫画も読むようになったのですが、作品に登場する東京の街並みが印象的で、いつか行ってみたいとずっと思っていました。
その後、英語の勉強のために日本人の女の子とペンパルになって手紙のやり取りを始めたのですが、相手の名前と簡単な挨拶などを日本語で書きたいと思い、ひらがなを勉強し始めました。その後、日本語の勉強はあまりしていなかったのですが、日本製のかわいい雑貨なども大好きでいろいろ買ったり集めたりしました。こんなに楽しい物がたくさん生まれる日本に対する興味と、学生時代からの憧れもあり、大学卒業後に東京で働くことを決めました。本やテレビの中だけの世界だった東京の街を実際にこの目で見たり体感したかったんです。また、大学ではコンピュータサイエンスを専攻していたのですが、東京はIT分野が発展しているというイメージがあったので、今後のキャリア形成の面でプラスになると感じたことも東京での就職を決めた理由の一つです。韓国系IT企業、日系IT企業での勤務を経て今の会社は3社目なのですが、初めて会社を訪問した時に社内の雰囲気がとても良かったのと、「会社・社員・顧客・技術」に対する愛情の深さを感じ、ここに転職することを決めました。
クールな東京の人々のイメージががらりと変わりました!
日本に来る前は、東京の人は「個人主義、クール」というイメージがあったので、人見知りの私は特に、やっていけるのかなと不安な部分がありました。でも実際に住んでみて、東京には親切で温かい人々がたくさんいることを実感しました。例えば、以前帰宅途中に電車の中で急に具合が悪くなってしまったことがありました。次の駅で降りてホームの椅子に横になっていたのですが、たくさんの方々が声をかけてくださり、自動販売機で水を買ってきてくださった方や駅員さんを呼んできてくださった方もいました。その時は声も出せないくらい苦しかったので、東京の皆さんの優しさには涙が出るほど感動しました。今思い返しても、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。また、初めての海外で一人暮らしをするのは少し不安だったのと、仕事以外の他の業界の方々とも仲良くなりたかったので、シェアハウスに住んでいるのですが、友達もたくさんできて良い経験をさせてもらっています。みんなで一緒にご飯を作って食べたり、ハウスメイトたちのおかげで楽しい東京ライフが送れています。
企業インタビュー
プロフェッショナルサービス部長 テクニカルアーキテクト 佐藤裕喜
熱意を持った方々が、東京にどんどん来て活躍してくれることを期待しています
採用面接で多くの方とお会いしますが、外国籍の方々は、仕事への意識が高く、専門的な技術でもとても高いレベルで習熟されている方が多いなと感じています。経験の少ない若い人でも意欲をもって仕事に取り組もうという熱意が伝わってきて、面接をしていて私自身もいつも刺激を貰っています。現在私の部門の半数が外国籍で、11カ国の多国籍チームです。特に外国籍にこだわって採用したわけではないのですが、経験や熱意、人柄を重視していたら自然と外国籍の方が多くなりました。弊社の社員達は、みんな日本の文化への強い愛着があって、来日されています。お互いの文化の違いを尊重しつつ、全員で力をあわせて何かを達成するという意識が高く、活気があるいいチームになったと感じています。たしかな熱意を持った外国籍の人たちが、東京にどんどん来て活躍してくれることを期待しています。この記事を読んでくれた人といつか一緒に仕事ができたらうれしいですね。