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16歳
学校の掲示板で文部科学省の国費留学生募集のポスターを見つけたことがきっかけで日本留学を知りました。 -
20歳
国費留学生として大阪外国語大学に留学し日本語を学びました。 -
21歳
東京の大学に進学しました。在学中、北京やオーストリアでインターンシップを経験しました。 -
26歳
大学を卒業し、日本国内の大手通信系の会社に就職しました。 -
33歳
金融業界、広告業界での経験を経て現在の会社に就職しました。 -
36歳
現在
ぜひ、挑戦してはじめて見える世界を経験して欲しいです
挑戦してはじめて見える世界があります。しかし、行動するかどうかはあなた次第です。まずは、自分の世界や固定観念から飛び出してみてください。 そして東京にいれば、グローバルな環境で自分しかできない仕事をさせてくれる場所はきっと見つかります。もし、私にもう一度留学先を選び直す機会を与えられたら、私は迷わずに東京を選ぶと思います。
大学や研究機関の成果を世界に発信する仕事です
私たちの仕事は、大学や研究機関が抱えている国際広報に関する課題に対してソリューションを提供することです。 例えば、日本の大学や研究機関にとって、 知名度向上という差し迫った課題があります。最新の研究成果をタイムリーに海外へ発信することが求められていますが、そのために必要なノウハウの蓄積や人材の確保は容易ではありません。我々の仕事は、そういったニーズに対して解決策を提案することです。実質的なサービスを通してお客様のお役に立てることが、この仕事を通してもっとも遣り甲斐を感じる点です。また、この仕事は、状況が刻々と変わるため、最新動向を把握しながら新たなソリューションを作っていけることがとてもおもしろいと思っています。
東京が国際ビジネス・科学技術の中心地です
大学卒業後、あえて生まれ育った香港より、東京を就職先として選んだ理由があります。その一つは、東京の「国際性」と「最先端性」とだと思います。今まで勤めた会社はどれも国際色が豊かで、特に現職はアメリカ、イギリス、ドイツ、ネパール、中国などの国籍を持つ優秀な人材が、それぞれの分野において活躍しております。働きながら多様な文化や価値観に触れることができるのは刺激的です。お互いにコミュニケーションを大切にし、相手の立場に立って物事を進められるように工夫をすることが大切だと思います。もちろん、その中で日本語や英語、中国語など自分のスキルを十分に活かすことができることも、遣り甲斐を感じる点です。
もう一つの理由は、私の幼少期からの科学技術に対する関心です。金融産業を中心とする香港よりは、トップクラスの研究者・研究機関がたくさんある東京を選びました。世界トップレベルの方々と一緒に仕事することができるのは、環境にとても恵まれていると言えるでしょう。
国費留学生に合格したことで、人生のターニングポイントになりました
私と日本の出会いは、高校生の時に学校の掲示板で見た文部科学省の国費留学生募集のポスターでした。
私は元々海外留学に興味を持っていましたが、自分自身がアジア出身であるということから、欧米に留学するよりは、より愛着のある日本の国費留学生プログラムに応募しました。国費留学生のプログラムに晴れて合格することができたので、既に入学していた香港の中分大学を中退して、日本に留学することを選びました。
日本に留学することを決めた時、最初は多くの人から反対されました。なぜなら、当時大学ランキングでは、香港の大学の方が日本より高いうえ、3年間で卒業できるからです。また日本語で授業を聞かなければならなかったことも理由の一つでした。しかし私は海外に留学したいという強い希望があったため、日本留学を選びました。来日後、大阪外国語大学で日本語を学び、一年後に東京の大学へ進学することができました。大学卒業後は学んだ日本語がどのくらい通用するのか試したかったので、日本に残り就職することを決めました。最初は東京の大手通信会社に就職しました。しかし、英語や日本語、中国語など自分の言語を活かしてグローバルな環境で働きたいと思い、数年後に金融業界や広告業界でキャリアを積みました。その中でクライアントと話したり、クライアントの問題を解決したりするような仕事が自分に向いていると気づき、現在の会社へ入社することを決めました。
東京は「動」と「静」、両方の側面を持つ優れた街です
東京は「動」と「静」、両方の側面を持つ優れた街だと思います。芸術やイベント、ビジネス、情報などいろいろなものがめまぐるしく動いており、常に最新のものにアクセスできるのが東京の「動」の部分です。一方少し郊外に出ると公園や山など自然が溢れる空間、レストランやカフェなどおしゃれな空間など東京には落ち着きを与えてくれる場所があることが「静」の部分です。東京はこの動と静の両側面を持っているため、外国人にとって便利で過ごしやすい街だと思います。
休日は広い公園やショッピングモールへ行き、子供と一緒に楽しく過ごすことが多いです。自然豊かな公園や便利なショッピングモールへのアクセスがいいのも東京の魅力かも知れません。
また東京と言えば食も欠かせません。東京は食材が豊富で何でも手に入るので、自分で料理をすることが楽しいです。さらに時々友人とおいしいレストランを探しに出かけることも楽しみの一つです。私は和食の中でも懐石料理が好きです。私は日本人がおいしいと思う本物の和食に外国人にも触れて欲しいと思います。もし外国人の友人を案内するときはあえて観光客が行かない穴場に連れて行きたいですね。
企業インタビュー
代表取締役社長 アントワーン・ブーケ
世界各国の優れた研究論文を出版するシュプリンガー・ネイチャーの日本オフィスには、11ヶ国の社員が勤務しています。各社員は、業務内容に応じて英語や日本語を使い分け、出版や編集関連業務のみならず、営業、IT、製品開発、マーケティングといった幅広い分野で、イギリス、ドイツ、アメリカやオーストラリアなどの海外オフィスと連携しながら、それぞれのスキルを活かして活躍しています。シュプリンガー・ネイチャーで求められるのは単なる語学力ではなく、国際的なビジネスや文化感覚を体得したコミュニケーション力であり、また変化の激しいマーケットのニーズに対応していける応用力です。一人一人が専門家であり、それぞれが連携し合うことで新たなアイデアが生まれる、そんな職場環境です。日本オフィスの設立は30年以上前です。社内は、外資系らしい国際的な価値の融合が根付いていて、また日本らしい親和性もあり、社員の国籍を問わず意見交換しやすい環境が整っています。その環境を維持するために、社員が集まるイベントは趣を凝らしています。自身の職業と、そして仲間を誇りに思える会社であり続けたいと思います。東京では、弊社のように皆さんの才能や資質を活かせる会社がきっと見つかるはずです。皆さんの東京での良き仕事との出会いを応援しています。※2015年5月の合併により、ネイチャー・ジャパンKKはシュプリンガー・ネイチャーの一部となりました。詳細はこちらをご参照ください。