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20歳
初めて日本に興味をもったのは、日本映画を観たことがきっかけでした。 -
22歳
ホーチミンシティにあるシステム開発の会社に入社しました。同時に、ホーチミンシティの日本語学校で日本語を勉強し始めました。 -
25歳
友達の紹介でソフトフロント社ベトナム法人に入社しました。その後に3ヶ月間東京でトレーニングの機会がありました。 -
26歳
ホーチミンシティに戻り、エンジニアとして経験を積みました。 -
27歳
2015年8月に日本法人に異動し、現在はブリッジSEとして働いています。
できないことはない、頑張ろう!
日本人の友人から教えてもらった言葉を皆さんに贈りたいと思います。それは「できないことはない。頑張ろう!」というものです。残念ながら留学のチャンスは得られませんでしたが、東京で働くチャンスを得ました。また、最初は日本語や日本の生活に慣れず、苦労することもありましたが、今ではかなり慣れていて、東京で仕事もプライベートも充実した日々を送ることができています。努力をすれば何事も実現できると信じています。是非皆さんも、チャレンジしてください。応援しています。
東京とベトナムでのソフトウェア開発をスムーズに進めるためのブリッジSEとして、働いています
私は現在、ソフトウェアを開発・販売している日本のソフトフロント社でブリッジSEとして働いています。日本で受注した仕事を、開発拠点のあるベトナムに一部委託し、共同でソフトウェアの開発を行っています。私の仕事はベトナム側に仕様を伝え、納期と品質の管理を行うことです。そのため日本語とベトナム語を毎日、両方同じくらい使用しています。東京の部署には8人の仲間がいて、お互いに協力しあいながらプロジェクトを進めています。プログラム言語は主に、PHPとC#を使用しています。
プロジェクトをスムーズに進めるために、日本とベトナムの言葉や文化などの壁を解消することはもちろん、ソフトフロントの優れた技術や日本の良いところを継承しつつ、ベトナムならではのアイディアなどを出し、相乗効果で更に向上していけたら良いと思っています。
優秀なエンジニアの人たちから刺激を受け学ぶことで、自分の知識やスキルを向上していける実感を得ています
真面目に一生懸命働く優秀な仲間と一緒に仕事ができることが、一番の魅力だと思います。開発の仕事で障害が起きた時でも、周りの仲間たちは動じずに最後まで努力をして仕事を完成させています。そのように、周りの優秀なエンジニアの人たちから刺激を受け学ぶことで、自分の知識やスキルを向上していける実感を得ています。また、私がベトナムで働いていた頃と違うところは、仕事の全容が見えることです。ベトナム側に依頼される仕事はその中の一部分でしたので、全体を見渡す事で、仕事に対する視野の広さが変わりました。東京で働き始めて数ヶ月経ちましたが、ここでは皆スピードが速く忙しく働いています。そうやって、最高品質の商品やサービスが世に出ているのだと改めて思います。経験を積んでいき、数年後にはプロジェクトリーダーになって、大きな仕事に携わりたいです。
"Made in Japan"の品質の良さを目の当たりにし、いつか東京で働いてみたいと思うようになりました。
私が日本に興味をもったのは大人になってからでした。20歳の時に日本の映画を観たことが最初のきっかけでした。大学では電子工学を学びました。在学中に日本の技術や建築に興味をもつようになり、それは、いつか日本に留学したいという夢に変わりました。最初は、日本で勉強するための奨学金にチャレンジしましたが、残念ながら得ることができませんでした。大学を卒業した後、最初にホーチミン市内にあるシステム開発の会社に就職しました。その会社が語学学校に通う支援をして下さり、日本語を学ぶ機会を得ました。日本語を勉強しながら、「なぜ日本は豊かになったのか、なぜ"Made in Japan"という製品が良いと言われているのか」を考えていました。数年勤務した後、友人の紹介で、ホーチミンのソフトフロントベトナムに転職しました。志望動機は、扱っているSIP/VoIPという通信技術で、私達の生活がより豊かなものになることに大変興味を持ったからです。その後、3ヶ月間のトレーニングを受けるために初めて東京を訪れました。もともと建築物に興味があったこともあり、東京はどの建物も背が高いなあと思ったのが最初の印象でした。東京でトレーニングを受けながら、真面目に一生懸命働く周りの優秀なエンジニアの人達に出会い、”Made in Japan”の品質の良さを目の当たりにし、いつか東京で働いてみたいと思うようになりました。ホーチミンに戻って経験を積んだ後、2015年の8月に親会社である東京のソフトフロントで働くチャンスを掴みました。
東京は快適で便利なだけでなく、リフレッシュできるような緑も身近にあります
東京で暮らし始めて数ヶ月しか経っていないので、今も日本人の会社の人や友人から日本語を習いながら生活に慣れているところですが、東京は生活するのにとても快適で便利な街という印象です。なぜ私がそのように感じたか、私が感じる東京の魅力を3つ紹介します。まず1つ目としては、電車等の交通手段がとても発達していて便利なことです。最初は乗換えに迷ったこともありましたが、今ではかなり慣れて、駅構内にある電光掲示板の案内表示をみてスムーズに利用できています。2つ目は、公共の場所がいつもきれいに保たれていることです。生活をする人たちが日頃から意識をしているからだと思います。道路などもとてもきれいで歩きやすいです。3つ目は、買い物するのにとても便利な点です。お店がたくさんあり、品揃えが豊富なので、すぐに欲しい物が見つかります。大きな家電量販店に行って、じっくり見たりするウィンドゥ・ショッピングも楽しいです。また、東京は便利なだけでなく、公園や道々に緑も多く残されているので、休みの日には、新宿御苑、上野公園、国立昭和記念公園や高尾山などに行って、たくさんの自然に触れることができ、非常に良いリフレッシュになっています。
企業インタビュー
代表取締役社長 阪口 克彦
リェムさんのおかげで、日本とベトナムのプロジェクトが円滑に進んでいます。
当社は2013年8月に子会社であるソフトフロントベトナムを設立しました。日本とベトナムのグループ全体で大きく挑戦・成長するためには、ソフトフロントベトナムとの連携を強化することが重要です。リェムさんには、日本とベトナムの架け橋役であるブリッジエンジニアとして、日本で働いてもらっています。以前は言語や習慣が障害となり、スムーズに進まず苦労したこともありますが、今ではリェムさんのおかげで、日本とベトナム間のコミュニケーションが円滑になり、順調に開発プロジェクトを進めることが出来ています。リェムさんは、ソフトフロントにとって必要不可欠な存在になっています。チャレンジ精神が旺盛で、努力を惜しまない人です。外国で働くということは、様々な苦労があると思いますが、東京は暮らしやすく様々な魅力にあふれる街です。是非、リェムさんのようにチャレンジして、東京で働くチャンスを掴み、日本と母国の架け橋になって下さい。