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6歳
「ドラえもん」や「ウルトラマン」等を、レンタルビデオを借りて観ていました。 -
16歳
高校時代には言語に興味を持ち、一生懸命英語を勉強して身に付けました。 -
18歳
留学の選択肢はアメリカ、シンガポール、日本がありました。その中で言葉も文化もあまりに馴染まなかった日本を敢えて選びました。 -
19歳
冬に友人と旅行で初めて東京に来ました。渋谷、原宿、お台場を周り、ファッションから歴史の名所を楽しみました。 -
22歳
周りの友達は大手企業に関心をもっていましたが、私はベンチャー企業のイノベーション社に興味をもち、選考を経て就職を決めました。 -
23歳
現在
まずは来てみて、良い面も苦労する面も両方経験して、もっと東京を知ってもらいたいなと思います
海外の方が日本で働こうと思う時には3つの悩みが頭に浮かぶかと思います。1つは語学力の壁、2つ目は物価の高さ 3つ目は企業文化が硬そうというイメージです。私もこの3つのイメージをもっていましたが、全て努力で乗り越えることができています。まず来てしまうことも大切かもしれません。私は日本を全然知らなかったけれど、好奇心に従って飛び込んできました。全く後悔していませんし、東京で働くことができて本当によかったと思います。是非皆さんも一度東京で働いてみて。良い面も苦労する面も両方経験して、もっと東京を知ってもらいたいなと思います。
私の仕事は社長をサポートし、会社の長期経営プランを実現することです
私のミッションは、イノベーション社において長期スパンで利益を拡大させる仕掛けをつくることです。仕事は社長から直接与えられ、国内外のマーケティングに関するリサーチ、新規事業の立ち上げ、M&Aの支援等、仕事内容は多岐に渡ります。先日は、最新のマーケティング手法を学ぶために北米のシリコンバレーとオハイオでのカンファレンスに参加してきました。
今まで経験した中で印象的だった仕事は、社内にベンチャースピリットを醸成するために「Innovation Forest」という勉強会を立ち上げたことです。ここでは誰もが自由に参加をし、新しいビジネスのアイディアを出して勉強します。北米で学んだマーケティングについて、私が講師の立場でプレゼンテーションを行う機会がありました。上席の方も参加していたので日本語での発表は緊張しました。前日は、夜まで家の鏡の前で練習をたくさんして本番に臨みました。プレゼンテーションが成功し、仲間から「良かったよ!」と温かいメッセージをたくさんかけてもらえた時には、感動がこみ上げてきました。
「おもてなし精神」を実際に学び、素晴らしい文化だなあと感じています
ベトナムの職場では、個人主義・成果主義のスタイルで働くことが多いです。他人のことはあまり気にせずに仕事をします。一方、日本の職場では、自分のことだけではなく周りのことも考えて動きます。お互いのことを思いやることは素敵な文化だなあと、今働きながら感じています。おもてなしの精神とは、相手の期待を超えるサービスを提供し、相手を感動させるだということも仕事を通して学びました。私たちの会社の社員は、皆が常にこのことを心がけて働いています。とても素敵だなと思っています。東京の街で自分は外国人として働いていますが、それは強みでもあると思います。最初の頃は自分の言葉や行動が日本の文化の中で他人の目にどう映るのかが気になっていました。しかし、分からないことや不安なことは、すぐにその場で聞くようにしています。私が外国人ということで、周りの方が親切に教えてくれます。異文化の環境では自分から発するコミュニケーションがとても大事だと改めて思います。
強い好奇心に背中を押されて、敢えて言葉も文化も知らない日本を選びました!
小さい頃から好奇心が強く、新しい世界に飛び込んでいく性格でした。高校卒業後の進路として、アメリカ・シンガポール・オーストラリアをもともと想定していました。日本留学の選択肢は最後に加わりました。その時に、私には言語も文化も知らない日本への挑戦が一番魅力的に感じました。日本に来てからは、大学の授業で日本語を一生懸命勉強しました。ラーメン屋での接客のアルバイトや、日本人の友達との交流を通して日本語を上達させていきました。大学一年生の冬休みに、友達と旅行で初めて東京に遊びにきました。若くて人が多く、大きい街だなあという印象を受けました。渋谷の交差点の人の多さ、原宿のファッションストリート、近代的なビルが並ぶお台場が記憶に残っています。この旅行をきっかけに、就職は東京でしたいと漠然と思うようになりました。22歳で就職活動を始めた際、最初は大手企業を目指すという考えもありましたが、好奇心が強い私は、色々な会社の話を聞きにいきました。友人から紹介してもらい、ベンチャー企業のイノベーション社に興味をもちました。会社を選ぶ決め手となったことは2つあります。1つは大学時代に選考していたマーケティングを活かせるということ。2つ目は選考の中でお会いしてきた社員の方の優しい雰囲気、新しいことにたくさんチャレンジできそうという期待感です。
アフターファイブも週末も、趣味や友達との時間をめいっぱい満喫して過ごしています
東京でお気に入りのことはたくさんあります、週末は大学時代の友達と一緒にラーメン屋めぐりをしています。ラーメンの種類はとても多いです。私はとんこつラーメンが好きですが、その専門店だけでもたくさんあって食べ比べを楽しんでいます。また、写真撮影も趣味で、郊外に出かけて海や山の自然の景色を写真にとっています。紅葉はとてもきれいでたくさん写真を撮りました。アフターファイブには外国人の友達と渋谷のカフェで集まります。東京では、色々な国籍の方たちと出会い、コミュニケーションをすることができます。私は東京に来て、アジア、アフリカ、ヨーロッパ等30カ国以上の新しい友達ができました。
生活を始めた時に、最初は物価はとても高いと感じました。ベトナムと同じ果物や野菜が特にそう感じました。しかし、それは自分のお金の使い方、管理の方法を身につけることで解決しました。
東京で生活していて感動したエピソードを一つ紹介します。以前にタクシーを利用した時に、運転手さんが道を間違えて、5分で着くところを15分かかりました。私にとってはそんなに問題では無かったのですが、彼は途中で何度も丁寧に謝ってくれて、目的地に着いた後にはお金を受け取りませんでした。なんて誠実な方だろうと思いました。他の国ではなかなか無いことだと思います。
企業インタビュー
代表取締役 富田直人
ベンチャースピリットのあるたくさんの皆さんに、もっと東京に来て欲しいです!
海外からの人材を迎え入れることで、社内の文化を変えることができます。特に私たちのようなベンチャー企業こそ、文化を変えて、マインドセットを進化させる必要があります。日本という国は、世界の中でも魅力がある国だと思います。海外に向けて色々なサービスを作り出すパワーがあります。特に最近はベンチャー企業に元気があります。皆さんには日本の良さを是非見てもらいたいです。中でも東京という街は、日本全国から、優秀でかつポテンシャルが高く、ベンチャースピリッツのある人たちが非常に多く集まっています。海外からくる皆さんも、この東京という街で、皆さんの高いモチベーションと強い意志を発揮してもらうべく、より大きく成長していきましょう。