ジェイグラブ株式会社

会社概要

ジェイグラブは、日本の事業者向けの越境ECコンサルティングを通して、日本商品の海外進出を支援する会社です。グローバルECマーケットプレイスで経験を積んだ人材が揃っているため、世界の複数地域で連鎖的に売上を伸ばす総合的な戦略を立案できると同時に、商品の魅せ方やECユーザーとのトラブル対応といった細かな点までサポートできるのが強み。近年では、顧客の商品販売を代行する委託販売型越境ECプラットフォーム「j-Grab Mall」を開始し、商品を試すことができる現地ショールームを設けるなど、越境ECの可能性を広げる新たな挑戦を行っています。
そんな同社は、顧客ニーズの変化をきっかけに海外人材の採用も始めました。「もともと主に想定していた海外市場は、欧米圏や東アジア圏。しかし、東南アジア圏への進出を希望する顧客が増えたため、現地事情に詳しい人材が必要だと考えました」（取締役・横川さん）。
そうして採用された人材の一人が、マレーシア出身のフェリシアさんです。日本のアニメで描かれた風景に憧れて大学時代に来日し、ジェイグラブでインターンを開始。日本の大学院を経て、ドイツの大学院に進学した現在も、日本の事業拠点とオフショア開発拠点を橋渡しするブリッジエンジニアとして、業務委託で働き続けています。「大学院での研究テーマにもつながる内容なので、自分に合った仕事だと感じています」（フェリシアさん）。

ライフ・ワーク・バランスの取組

「メンバーには長く働き続けてもらいたいからこそ、家庭や学業、別の仕事と両立させやすい環境づくりを心がけてきた」という横川さん。働く場所や時間に応じて雇用形態を選べるのも、工夫の一つです。出社も含みフルタイムで働く場合は正社員、フルリモートで勤務時間も自由に設定する場合は業務委託として、会社に関わることが可能。両者の間に壁はなく、対等な立場で働けます。フェリシアさんが、大学院進学や海外移住といった大きな環境の変化を経ても働き続けられているのは、このような柔軟な雇用形態のおかげだといえます。
ただ、働く場所や時間を選びやすいからといって、必ずしも仕事とそれ以外を両立できるわけではありません。そこで、新しいメンバーが入ってきた時には、その人のロールモデルとなるようなベテランメンバーを指導につけることを意識しているのだそう。仕事のやり方だけではなく、仕事以外と両立させるための実践的なノウハウも合わせて伝えるのが狙いです。
このような地道な取り組みの結果、仕事と家庭を両立することができ、現在は両立をさせながら10年以上働いているメンバーも多数。遠足・旅行やバーベキュー、オンライン飲み会などのイベントも開催され、雇用形態や職種にかかわらず互いに仲良くなれる環境のため、長期勤務者も増えるという好循環が続いています。「インターン時代、会社の人たちと一緒に色々な場所へ行ったのが楽しかった」と振り返るフェリシアさん。日本から遠く離れてしまった今でも、オンラインで各メンバーとコミュニケーションを取り続けています。

人材育成の取組

メンバーに長く働き続けてもらうためには、メンバーが望む仕事や働き方を実現させることが重要。そのためジェイグラブでは、画一的なマニュアルではなく、各メンバーの状況やニーズに合わせたオーダーメイドの育成を心がけています。先輩がマンツーマンで丁寧に教え、一人でできるようになるまで伴走してくれる他、代表との1on1を通して、業務の内容や量を細かく調整できるため、自分のペースで無理なく働くことが可能。さらに、海外人材も職種にかかわらず、顧客とのミーティングに同席するチャンスがあるとのこと。「ビジネスマナーに関する知識は、すぐに実践することはなくても、いつか役に立つはず」という代表の思いによるもので、実際に同席したフェリシアさんは、「エンジニア職としては、顧客と対面する機会がほぼないため、新鮮な体験だった」と振り返ります。
一方、メンバーの実績や成果を正しく評価して還元することも、メンバーの長期勤続を実現するのには欠かせません。同社でユニークな点は、雇用形態を問わず、一部メンバーが会社の株主でもあるということ。株主のメンバーは、会社の経営状況を正確に把握できると同時に、実績に応じた還元を受けることができ、モチベーションアップにつながります。また、顧客となる事業者を紹介した場合、メンバーが成約額の一定割合を受け取れる他、メンバーが顧客に仕事ぶりを認められて別の案件を依頼された時には、それを個人で引き受けることもできるそう。会社での働きはもちろん、それ以外での活躍も含めてメンバーの成長を応援しているのです。

代表者からのメッセージ

代表取締役 山田 彰彦／取締役 法人営業責任者 越境ECコンサルタント 横川 広幸

越境ECコンサルティングを通して、海外への個人向け商品の進出支援をメインに行っていた当社ですが、今後は顧客の要望に応じて法人向け商品の進出支援も強化していきます。だからこそ、現地の視点でニーズを発掘できるみなさんの力がますます必要です。自分で会社を経営している気持ちで、主体的にチャレンジしてくれる方、ぜひ私たちと一緒に働きましょう！

外国人材からのメッセージ

ブリッジエンジニア／リー・フイミン（ニックネーム：フェリシア）（マレーシア）

私は今後も、ドイツでの学生生活と両立しながら、ジェイグラブで働き続けるつもりです。これまで多くの国を訪れましたが、中でも日本は風景が美しく、丁寧な人が多いと感じています。その上、才能や技術はもちろん、熱意がある人にはたくさんチャンスが与えられる国なので、少しでも興味がある方は、ぜひ日本企業で働いてみてください。