会社のキーワード
- 独自のセキュリティ技術を活用した、スマートデバイスのリモートアクセスツールで、国内シェアNo.1を達成
- メーカーとしての新たなアイデア創出を目指し、プライベートの充実や社内交流の促進に向けた取り組みを実施
- 社員自ら研修を選択するだけでなく、研修を作ることができる環境で、主体的に業務に取り組める
会社概要
コロナ禍で普及したリモートワークでは、社外から社内へのアクセスの安全性をいかに担保するかが大きな課題となります。それを解決する手段の一つが、e-Janネットワークスの提供する法人向けリモートアクセスツール「CACHATTO(カチャット)」です。元々は社外の携帯電話端末から社内システムにアクセスするためのツールとして開発されましたが、やがてスマートデバイスやPCなどにも対応するようになり、スマートデバイスのリモートアクセスツールとしては国内シェアNo.1を誇るまでに成長。独自技術により、セキュリティ低下リスクを最小限に抑えられるのが大きな強みです。
そんな同社は設立以来、長年にわたり海外人材を採用してきました。経営者自身が豊富な海外経験を持っていて、研究開発の拠点はインドにあります。「日本と海外の文化が常に融合する環境だからこそ、国籍に関係なく優秀な人材を採用してきました」(執行役員・山本さん)。
そうして採用されたのが、フィリピン出身のジョーさんです。大学在籍中、同社の英会話講師としてアルバイトを開始。目的意識が強い同社に惹かれ、大学卒業後に入社を決意しました。現在は、プロダクトオーナーグループに所属し、営業部門と技術部門の橋渡しをしながら、製品の開発・改善の方向性を決定する役割を担っています。ジョーさんは「大きな責任がありますが、だからこそやりがいを感じる」と充実感を滲ませます。


ライフ・ワーク・バランスの取組
同社は事業だけでなく、ライフワークバランスも「会社を成長させる一要素」と捉えている。「メーカーは、新しい価値を生み出して市場に問いかけるのが大切。だからこそ、仕事以外の生活を充実させたり、社内交流を促進したりすることで、アイデアを生み出しやすくすべきだと考えています」(山本さん)。
そこで取り入れたのが、働く「時間」と「場所」を自由に選べる制度です。午前10時から午後3時をコアタイムとしたフレックス制度や、日本全国でリモートワークが可能な「どこでも在宅勤務制度」、年間最大60営業日までどこからでも働くことができる「ワーケーション制度」を導入し、働く時間と場所の制限を大幅に取り除きました。ジョーさんも、これらを活用してプライベートを充実させている社員の一人。「朝はテニスをし、在宅勤務に向けて気分を切り替えています。ワーケーション制度はまだ使ったことはありませんが、いつでも海外の家族に会いに行けると思うと安心して働けます」(ジョーさん)。
また、社員の交流促進の方法もユニークです。日次業務報告には、SNSのようにスタンプや返信を送れる社内ツールを使い、働く時間や場所が違っても気軽にコミュニケーションを取ることができます。そして年に2度社員全員が集まる機会も。ジョーさんは、「日次報告でチェックしたニュースを、直接会った時にアイスブレークで使うことで、多くの社員と仲良くなれた」と顔を綻ばせました。


人材育成の取組
同社のビジョンは、「これいいじゃん ワクワク ひろめたい」。社員自身が「いい」と思ったものを社会に広めていくため、「社員には、自分で考えて行動できる人材になって欲しい」と山本さんは語ります。
そのため、会社の成り立ちや部署の構成、事業の内容などを学ぶ必須研修を終えた後は、自分の業務に必要なeラーニング講座や外部研修、語学レッスンを選んで受講することができます。業務に有用な場合は、社員自ら研修を作ることもでき、期間も場所も内容も自由に決められるとのこと。プロジェクトマネジメント研修を受講したジョーさんは、「参加者同士でアイデアを出し合いながら、実際の業務を改善するための学びを得られた」と振り返ります。その他、農業を副業とする社員が、コロナ禍に入社した社員たちのチームビルディングを目的に、農業研修を実施したこともあるそう。現場の課題に即して研修を作ること、その研修を受講して現場の課題に向き合うことで、社員の主体性が育まれるのです。
一方、社員自身が「いい」と思えるものを作るためには、自社製品の理解と改善が不可欠。山本さんは、「毎日の業務そのものが、自社製品をよくするためのプロセスになっている」と表現します。「そもそもリモートワークという働き方が実現できているのは、自社製品のおかげ。だからこそ、日頃から自社製品に愛着を持ち、機能をアップデートしていくことができるんです」(山本さん)。


代表者からのメッセージ
執行役員 経営企画グループ 経営管理グループ 山本 紘史
当社の今後の目標は、スマートデバイスのみならず、PCを含めたリモートアクセスサービスのプラットフォーマーとしてNo.1のシェアを獲得すること。日本市場はもちろん、グローバル市場も視野に入れているため、世界の視点を持った人材を強く求めています。様々な国籍やバックグラウンドの人材が揃う環境で、一緒にのびのびと働きませんか。


外国人材からのメッセージ
プロジェクトマネージャー/プロジェクトオーナー/コロン マイケル ジャイソン イエロー(ニックネーム:ジョー)(フィリピン)
日本では、多くの人が責任を持って仕事に取り組み、オフの時間はリラックスをしメリハリがあります。仕事の時間には仕事、プライベートの時間には休むことにフォーカスしたい私にとって、まさに最適な環境です。特にe-Janネットワークスは、会社のビジョンが明確なため、自分が何のために何をすべきかがわかりやすく、働きやすいと感じています。日本に興味があれば、先入観で迷うのではなく、ぜひ自分の目で確かめに来てください。

企業情報
- 社名
- e-Janネットワークス株式会社
- 設立年月
- 2000年3月
- 資本金
- 45,000,000円
- 代表者
- 坂本 史郎
- 従業員数
- 118名(内外国人従業員数14名)
※2024年4月1日現在、パートタイム従業員含む - 本社所在地
- 東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルディング9階 WeWork内
- 電話番号
- -
- URL
- https://www.e-jan.co.jp/
※掲載内容はいずれも2024年10月時点のものです。
撮影場所: WeWork