株式会社ランドハウジング

会社概要

不動産の賃貸から売買・管理・開発まで、総合的に手がけるランドハウジング。地域密着型の細やかな対応で、たくさんの顧客から厚い信頼を獲得してきました。
その顧客の中には、留学生も数多く含まれています。同社では、主にタイ人留学生の住まい探しもサポートしています。「きっかけは、言語の違いなどにより入居相談を断られたというタイ人留学生が来店したことでした。なんとか力になりたいと思い、最終的に物件の紹介ができ、噂が広まったのかその後も多くのタイ人留学生が訪れるようになったため、事業として本格化させました」（執行役員・橋本さん）。やがて同社はタイ法人を設立し、留学生に住まい探しだけでなく銀行口座の開設や携帯電話の契約など、暮らし全般を支えるサポートメニューを整備・拡充してきました。
この留学生支援事業を支えているのは、日本とタイの拠点で働くタイ人の社員たち。カナさんもその一人です。「“住まい”は全ての人に欠かせないもの。それに関わる不動産業界は安定していると思いましたし、営業職ならキャリアアップもしやすいと考えて入社しました」（カナさん）。当初はタイ法人で留学前のサポートを担当していましたが、その後上司の勧めで日本法人に移り、現在は管理職として、留学生支援事業を担う国際事業グループのグループ長を務めています。

ライフ・ワーク・バランスの取組

「不動産業は、入学や留学、就職、マイホーム購入といった顧客の夢を応援する仕事。だからこそ、まずは会社として社員自身の夢を応援したいと思っています」（橋本さん）。その言葉通り、ランドハウジングには、社員のやりたいことを公私問わずサポートする仕組みがあります。
例えば仕事では、社員の提案に応じて業務を効率化しています。橋本さんによると、「不動産業界は電話やファックス、紙の書類を多用する文化が残っているが、当社では現場社員の声を反映してVRを活用した内覧システムや不動産オーナー向けシステム、チャットツールなどのITを積極的に活用してきた」とのこと。カナさんも、海外のコミュニケーション事情を鑑み、海外顧客とはメールではなく会社の公式SNSでやり取りできるような体制を提案。「トラブル時のリスクを最小限に抑えつつ、業務フローをスムーズに遂行できた」と達成感をにじませます。また、遊休ビルなどを活用したトランクルーム事業など、社員の提案をきっかけに事業化したものもあります。
一方、仕事とは別の夢も後押しするため、副業も許可しています。芸人やイラストレーターの他、プロ格闘家として活躍する社員もおり、試合の際は大勢の社員で観戦に行くそう。また、やりたいことをやるためには健康であることが欠かせないという考えから、体調不良時には提携クリニックとオンラインで健康相談ができる仕組みも。会社が費用を負担してくれるため、無理をせずに自分の健康を守ることができます。

人材育成の取組

「For the Best Life」というビジョンを掲げ、ランドハウジングが目指すのは顧客のトータルサポート。そのため、「社員には積極的に現場を任せ、多岐にわたる職務を効率的に身につけてもらうことを心がけている」と橋本さんは語ります。留学生支援事業を担う国際事業グループには外国籍の社員が集まっており、母語でのOJTが可能。また、日本語や日本のビジネスマナーについてわからないことがあれば、気軽に日本人社員に相談できるので安心です。
一方、部署間の交流も活発で、職務領域の視野を広げる機会も多くあります。例えば国内事業では、同じ不動産オーナーの顧客に対し、賃貸や管理、売買の担当者が部署を超えて連携することもしばしば。また、日本とタイの拠点を跨いだ研修もあり、日本拠点の社員がタイを訪れて留学生とその家族に対する対応を学んだり、タイ拠点の社員が来日して日本の物件を視察し、タイでの顧客対応に役立てたりしています。部署間や拠点間の異動もでき、「色々な仕事に挑戦したい」と思ったカナさんは、タイ法人での営業職から日本法人の営業職、マーケティング職へとキャリアチェンジを果たしてきました。
同時に、職務のレベルも国籍に関係なく上げていくことが可能。現在管理職として働くカナさんは、「マーケティング職として会社の認知度を高めようとする中で、会社の課題を考える癖が身についた結果、上司に管理職への昇進を勧められた。今後は国籍に関係なく、経営者になれることを証明したい」と、今後のさらなるキャリアアップに意欲を見せています。

代表者からのメッセージ

執行役員／タイ法人における代表取締役 橋本 大吾

当社は今後、タイ人留学生へのサポートメニューを拡充しつつ、他国出身の留学生にも同様の支援を開始し、ゆくゆくは海外へ移住する日本人向けのサービスも強化していきたいと考えています。異なる文化の視点を持って、新たな顧客貢献の形を生み出したい方は、ぜひ一緒に働きましょう。日本だからといって守りに入らず、自分の強みを存分に活かして活躍してください。

外国人材からのメッセージ

経営企画室 国際事業グループ グループ長／ガンタポーン アンソムバト（ニックネーム：カナ）（タイ）

日本は「競争が激しくてストレスが溜まりやすい国」というイメージを持っていましたが、最近では働きやすい環境を整えている会社が増えているように感じます。また、母国で当たり前のことが、日本では強みとして活かせることも。私の場合、持ち前の笑顔が接客の場面で大いに役立っています。日本に来たいという思いを持っている方、ぜひその夢を実現しに来てください！