会社のキーワード
- セラミック製の半導体部品で世界トップクラスのシェアを誇る他、精密機械加工製品の製造なども手がける
- 「Work Hard Play Hard」をモットーとし、社員主体の改善提案制度や社内イベントなどが充実
- 社内外の研修や責任あるポジションへの積極的なアサインにより、顧客への提案力を磨ける環境
会社概要
電化製品や電子機器に欠かせない半導体。その半導体の部品を製造する会社がテクダイヤ株式会社です。主力製品のセラミック製電子部品は、世界トップクラスのシェアを誇り、5G通信やデータセンター、人工衛星などに使用されています。また、スマートフォンなど精密機械の加工に使用される部品も製造しており、最近では3Dプリンター専用の部品・材料の販売を開始し、BtoC事業にも参入しました。小山代表は、「常に新たなマーケットに挑戦し、シェアを獲得し続けています」と語ります。
同社の大きな特徴は、創業まもない1980年代からグローバル展開を開始していること。欧米や東アジアに事業所、フィリピンのセブ島に半導体検査の工場を設け、世界中で拠点を拡大してきました。その後「世界で闘うためには、国籍を問わず優秀な人材が必要だ」と考えた小山代表は、外国人材の採用を開始。現在は4か国から集まった社員が東京の本社で働いています。
その1人が、中国出身の李さんです。システム管理や人事、経理業務を担当した後、現在は財務部とIT部の部長を務めています。「社長は『国籍に関係なく、実力を評価する』とよく言っていますが、実際にその通り。私自身、会社経営の核ともいえるポジションを任されていることに驚いています。もうすぐ創業50年を迎えるにもかかわらず、次々に新たなチャレンジをし続ける、いい意味で『変』な会社ですね」(李さん)。
ライフ・ワーク・バランスの取組
テクダイヤでは、「仕事も遊びも全力で取り組む」という考えのもと、双方を充実させる様々な取り組みが行われています。
その代表例が、会社の製品や業務、制度に関して、社員自ら改善を提案できる制度「ツムツム」です。この制度のユニークな点は、ポイント制にあり、改善効果の大きさや波及範囲に応じてポイントが付与され、貯まったポイントは商品券などに交換できます。「もともとは技術部門による製品の改善提案がメインでしたが、挑戦的な組織へと変革すべく、全社制度としてリニューアルしました」(小山代表)。その結果、社員全員が一度は利用したことがあるほどの人気制度に。李さんは、「社歴が浅い社員ほどベースポイントが高いため、最近では部下や後輩の改善提案を後押しする側に回っています。提案採択時には全社規模で発表されるので、若手のモチベーションアップにつながっていますね」と語ります。現在は月に一度、オフィスのオープンスペースで、飲み物や食べ物を片手に改善ポイントを話し合う意見交換会が行われるなど、制度を持続的に活用する仕組みも生まれています。
一方、仕事を離れた「遊び」のイベントも充実。新年会や忘年会、社員の誕生日会、各拠点をオンラインでつないだランチ会などを通して、入社まもない社員も上司や先輩とすぐに打ち解けることができます。この「遊び」で培った関係性のおかげで、「仕事」における相談がしやすくなったという声も挙がっているそうです。
人材育成の取組
「こうしましょう。」という企業理念を掲げるテクダイヤ。「あえてリスクを取って常識を覆す提案を行い、相手の期待を大きく上回る。そんな社員になって欲しいと考えています」と小山代表は語ります。
常識を覆すためには、まず常識を知ることが必要不可欠。そこで同社は、名刺交換や電話応対、メール対応など、基本的なビジネスマナーを一通り習得できる社内研修の他、さらに専門的なビジネススキルを学べる社外研修を用意。個人の能力や業務ニーズに応じてスキルアップを図ることができます。
そして、社歴の浅い社員でもやる気さえあれば、プロジェクトの企画チームにアサインするのが同社の大きな特徴。現場の業務だけでなくプロジェクト全体の構造を把握することで視野が広がり、提案力の向上を目指せます。入社1年目から工場移転の一大プロジェクトを任された李さんは、「現場社員とのコミュニケーションに苦労もしましたが、その経験のおかげで今の自分があります」と振り返ります。
このように、入社まもない社員でも重要なポジションで活躍できるのは、「失敗しても恥ずかしくない」社風があるから。「誰しも失敗を恐れると、挑戦できなくなるもの。だからこそ、上司や先輩が自ら失敗する姿を積極的に発信するようにしています。李を含む管理職たちは社内ブログで失敗談を公表していますし、私自身、難しい商談に臨む際はあえて社長室を開放して社員が聴けるようにしていますよ」(小山代表)。
代表者からのメッセージ
代表取締役 小山 真吾
通信半導体の市場拡大を見込み、当社は海外における事業エリアを広げ、国際競争力を高めていく予定です。国籍を問わず、グローバルに活躍する意欲がある方は大歓迎です。ただし、"Don't be Japanese"。日本のビジネス文化を学ぶことは大切ですが、それに染まる必要はありません。むしろ母国文化の強みや自分の個性を生かし、斬新なアイデアを生み出してくれることを期待しています!
外国人材からのメッセージ
財務部 IT部 部長/李 ショトン(中国)
当初、日本で働くのは数年のつもりでしたが、気づけば入社13年目に突入しました。こんなに長く働き続けてこられたのは、厳しくも親身になってくれる社長がいて、自分を成長させてくれる環境があったからこそ。今後も会社の中枢を担う管理職として的確な提言を行い、経営判断に貢献したいです。
東京は仕事の規模が大きく、優秀な人材が集まる都市です。刺激的な挑戦を求めている方は、ぜひ一度働きに来てみてください!
企業情報
- 社名
- テクダイヤ株式会社
- 設立年月
- 1976年6月
- 資本金
- 6,000万円
- 代表者
- 小山 真吾
- 従業員数
- 60名(内外国人従業員数9名)
- 本社所在地
- 東京都港区芝浦4丁目9番25号 芝浦スクエアビル17階
- 電話番号
- 03-5765-5400
- URL
- https://www.tecdia.com/jp/
※掲載内容はいずれも2024年10月時点のものです。