会社のキーワード
- 海外目線を生かし、より本質的な日本のインバウンドPRを展開
- 社員を大切にする「大家族主義」のもと、プライベートの充実を支援する取り組み
- 自己向上型研修や海外研修などで視野を広げ、「自分らしくチャレンジ」できる人材を育成
会社概要
訪日外国人向けの広告PR会社であるグローバル・デイリー。2008年の事業開始以来、インバウンド業界のリーディングカンパニーとして、コンテンツ制作やメディアタイアップなどの様々なPRを手がけ、日本の魅力を海外に伝え続けてきました。現在は、オーバーツーリズムの課題にも向き合い、まだ海外に知られていない地方の魅力発信にも力を入れています。
同社の強みは、徹底した海外目線。インバウンド業界では、日本人による情報発信が一般的ですが、同社のコンテンツは全て外国人材が制作しています。「日本人と外国人では、魅力に感じるポイントが異なるため、外国人の目線に合わせたコンテンツ発信を心がけています」(常務取締役・荒井さん)。
またタイアップでは、約10か国から集まった外国人材に積極的に仕事を任せることで、現地のメディアやインフルエンサーとの直接取引を実現。他の広告代理店などを通さないことで、よりスピーディーに効果的なPRができるのが大きなアドバンテージとなっています。
そんな同社を、創業間もない時期から支えてきた社員の1人が、韓国出身のキンさんです。「インバウンドPRであれば、お世話になった日本に対して、自分なりに恩返しができると考えました。会社も柔軟な雰囲気で、業務面でも組織面でも自分のアイデアを実現できそうだと感じ、入社を決めました」(キンさん)。写真や動画の撮影もゼロから勉強し、日本の魅力を伝える質の高いコンテンツを数多く制作。今ではコンテンツ制作部門を統括するExective Directorとして活躍しています。
ライフ・ワーク・バランスの取組
同社のユニークなポリシーの1つが、「大家族主義」。家族のように、社員とその家族を大切にするという、会社としての決意が込められています。
まず社員については、プライベートにしっかりと時間を割けるよう、時差出勤や時短・在宅勤務など、フレックスな働き方が認められています。「社員には、仕事以外の人生も楽しんで欲しいと思っています。プライベートが充実すると、仕事もうまくいくという相乗効果があるはずですから」(荒井)。キンさんは、柔軟な働き方や休みを活用し、筋力トレーニングや登山を楽しんでいるそう。「プライベートでの経験が刺激となって、仕事にも張り合いが出ています」(キンさん)。
また、社員とその家族を大切にする仕組みとして、育児・介護休暇に加えて「へるほり」という制度があります。社員は、自分や家族が体調を崩した日に、有給休暇とは別に休みを取得可能。その他、子育て中の社員を応援するため、保育費の補助も受けられます。
さらに、社員が家族を会社に呼ぶことができる「仕事参観日」というユニークな制度も。家族は、会社の環境や働く社員を自ら確認できることで、安心感を得られるといいます。
「家族から離れて1人で働いている身にとっては、会社が家族のように自分と家族を大切にしてくれるのは、とても嬉しいですね」(キンさん)。
人材育成の取組
【Do! different.】という行動指針を掲げ、「自分らしくチャレンジできる人材」の育成に力を入れているグローバルデイリー。業務に関わるスキル研修はもちろん、マラソンを通じた自己向上型研修や、富士登山・田植えによるチームビルディング研修など、ユニークな研修が用意されています。キンさんは、これらの研修に最も積極的に参加している社員の1人。「常に刺激を求めている私にとって、仕事以外にもチャレンジできる機会があるのは嬉しいです。ただ単に参加するのではなく、うまくなるための工夫を凝らすことで、仕事面での成長にもつながる気がしています。最近では自分だけでなく、積極的に他の社員を巻き込むようにもなりました」(キンさん)。
また、思考の枠を決めずに柔軟な考え方を身につけて欲しいという思いから、海外研修も導入。「インバウンドで最も大切な『外からの視点』を磨くためには、『当たり前』を疑う習慣を身につけることが大切。常識が通用しない異国での体験は、社員にとって視野を広げるきっかけになるはずです」(荒井さん)。
さらに組織としても、職位や職種ごとの垣根を低くし、自分のやりたいことに合わせて様々な人に相談できるようにしているとのこと。「各社員の得意分野を伸ばすことが第一。たとえ失敗したとしても叱責するのではなく、社内で共有して今後の対策に生かせるように努めています」(荒井さん)。
代表者からのメッセージ
常務取締役 荒井 良治
当社では、世界約10か国から集まった人材が切磋琢磨しています。時には、母国以外の国に向けた日本のPR施策を考えることも。日本の魅力発信という切り口で、世界各国の価値観や考え方を学ぶことができるのは、とても面白い経験だと思います。日本と母国、そして世界の架け橋として活躍したい方、私たちと一緒に働いてみませんか。
外国人材からのメッセージ
Exective Director/アンディ キン・Andy Kin(韓国)
日本の会社では、外国人は日本人と同じように昇進することができないというイメージを持っていましたが、グローバルデイリーは国籍を問わず、実力で評価してくれる会社です。私自身、上級マネージャーのポジションを任され、大きなやりがいを感じています。自分の強みに合わせて活躍できるポジションがたくさんあるので、ぜひ思い切ってチャレンジしに来てください!
企業情報
- 社名
- 株式会社グローバル・デイリー
- 設立年月
- 2013年12月
- 資本金
- 5,000万円
- 代表者
- 石川 和則
- 従業員数
- 25名(内外国籍従業員数 11名)
- 本社所在地
- 東京都台東区東上野4-8-1 TIX Tower Ueno 13階
- 電話番号
- 03-6860-7011
- URL
- https://www.gldaily.com/
※掲載内容はいずれも2023年8月時点のものです。