会社のキーワード
- 世界三大デザイン賞の一つ「レッド・ドット デザイン賞」受賞や、文化庁「メディア芸術海外展開事業」選出など国内外で注目を浴びる斬新なプロジェクト
- ベストコンディションでクリエーターが能力を最大限発揮できる自由な環境
- 自己の「欲望」を日々ブラッシュアップできる様々なサポート
会社概要
アート・研究開発・ブランディングなど領域を限定せずに様々なクリエイティブワークを行うコネル。その活動内容には、モノ・映像・音楽・空間等のデザイン・プロデュースを中心としたクライアントワークに加え、気象データ連動で特定の日時の気候が表現された「3Dプリント和菓子」など、自社発信の斬新なプロジェクトがあります。代表の出村氏は、それらの取組について「未来実装」というキーワードをあげ「出発点はメンバー一人一人が持つ、欲望。それを妄想に終わらせず、アートとテクノロジーのパワーを最大限活用し、形にして多くの人に体験してもらいます。そこから見えてきた可能性をもとに未来の体験を生み出していく」といいます。その一例が人間の脳波を絵画にして販売する「脳波買取センター」というプロジェクト。科学・法律など様々な専門家からの強い反響もあり、脳波の売買という未知の領域のテーマで熱い議論が始まっています。「『世界の針を早めること』が好きだ」という出村氏は「私たちが世界に問いを投げかけることで、それに触発された人たちがネットワーク化され、 想像すらできなかった未来へ世界が動き始める」と仕事の意義を語ります。インドネシア出身のデザイナーのアディトさんは「コネルがすごいのは、デザイナー、エンジニア、コピーライター、プロデューサー等、様々なスペシャリストが自分たちの領域を限定せずに融合し、実験で終わらず、世の中に現象を繰り広げていけるところです」と嬉しそうに語ります。
ライフ・ワーク・バランスの取組
メンバー全員で意見を出し合って作成したマニュフェスト(行動指針)には、「ベストコンディションでクリエィティブワークに臨む」とあります。クリエーターであるメンバーが能力を最大限発揮する環境が用意されています。仕事とプライベートのバランスについて、アディトさんは「平日の夜は興味のあるアートイベントに参加したり、趣味のボルダリングを楽しんだり、メリハリをつけています。意外とそういう時に、仕事のヒントを思いつくことも多いんです」といいます。働き方についても、会社という枠組みに縛られない活動が認められており、メンバーは社外での仕事や活動を積極的に行っています。勤務形態についても、2011年創業当初より、リモート・リアルといった境界を持たず、自由に働ける環境があります。また、同社マニュフェストに「独り占めは損だ」とあるように、知識・スキルをシェアするカルチャーが根付いています。子育てをしながら新規商品開発に取り組んだ丑田さんは、メンバーに知識・スキルをシェアしてもらいながら、子供向けのおかしブランド「オノマトペのおやつたち」の開発を実現し、その喜びをプロジェクトメンバーと分かち合いました。
人材育成の取組
「興味のあることをやっていないと人は育たない」(出村氏)。そのため、経営メンバーのミッションは「まずはメンバーが『ワクワクする』プロジェクトを用意すること」といいます。もちろん、新しいことに取り組む上で、書籍購入や展覧会・ワークショップへの参加など、知識やスキル習得の支援は惜しみません。更に魅力的なのは、内容にかかわらず利用できる「インプット手当等制度」。これには「仕事という枠にとらわれず、自分の興味関心を広げることを忘れないでほしい」という出村氏の想いがあります。そのおかげでメンバーは、今は必要ないけれどちょっと気になることにも自由にチャレンジできます。そして、その活動の様子はSlackでシェアされます。さらには、社外の講師を呼んだワークショップや宿泊研修など、遊びと仕事が混ざり合いながら学べる環境も用意されています。「様々なサポートには満足しています。なかでも一番の学びは、日々の仕事。アプローチも見方も全く異なるメンバーと、楽しみながら毎日実験をやっている感じです。夢中になっていると、ふと、自分が見たことがない風景が突然訪れることがあります。その瞬間が最高ですね」(アディトさん)
代表者からのメッセージ
代表取締役 出村 光世
私たちは今後も「未来を実装する越境クリエーター集団」として活動していきます。自分の欲望にわがままになれて、想いやスキルをメンバーと交換しあいながら、形にできる人に出会いたいです。プロジェクトのスケールも年々大きくなり、より多くの人達に影響を与えられる手ごたえを感じています。私たちと「世界の時計の針」を早めて、社会を動かしていきませんか。
外国人材からのメッセージ
デザイナー/アンドラディティヤ レスパティ(インドネシア)
仕事をする上で大切にしているのはコミュニケーションです。日本語のスキルはある程度必要ですが、それは後から学べます。一番大切なことは、自分がやりたいことを、相手に伝えていくことです。東京には外国籍の仲間もたくさんいるので、積極的にコミュニケーションを取っていけば、自分にあった会社に必ず出会えると思います。
企業情報
- 社名
- 株式会社コネル
- 設立年月
- 2011年10月
- 資本金
- 950万円
- 代表者
- 出村 光世
- 従業員数
- 19名(内外国籍従業員数 2名)
- 本社所在地
- 東京都中央区日本橋横山町6−14
- 電話番号
- 050-3134-5678
- URL
- https://konel.jp/
※掲載内容はいずれも2022年9月時点のものです。